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ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。
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弁護士の転職における求人探しといえば「ひまわり求人」が有名ですが、2024年現在、弁護士を専門とする転職エージェントは約20社(後述)と、かなり増えたといえます。
そのなかでも、「NO-LIMIT」「弁護士転職.jp」「MS-Agent」といったサービスは業界特化型とあり、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
いずれの転職エージェントも弁護士の転職をサポートするサービスですが、どの「転職エージェントサイトを選ぶか」は非常に大事なポイントになります。
例えば、MS-Japanは士業・管理部門特化を謳っており、多くの求人を紹介してもらえますが、弁護士業界に詳しくないアドバイザーがいたり、と企業側(求人)ニーズの細かい部分までは把握しきれていないなど、大手エージェントならではの弱みがあったります。
他方、アドバイザーの質で選ぶなら業界出身の人間のみで構成された『NO-LIMIT』は、多くの求人提案はないものの、求人企業と求職者を一人のアドバイザーが対応する『両手型』を採用しているため、ミスマッチのない転職に強みをもつ中規模エージェントといえます。
大手エージェントは保有する求人数は多く、さまざまな企業や法律事務所の求人を紹介してくれますが、こだわるべきは「どれだけ多くの求人数を持っているか」ではなく、「あなたにマッチした求人の紹介が受けられるか」でエージェントを判断すべきと言えます。
大量応募で数打てば当たるという戦法では、
といったミスマッチに繋がりかねません。
だからこそ、最も比重を置いて選ぶべき転職エージェントサイトは下記の3点といえます。
まずは弁護士の転職に強い転職エージェントをご紹介していくとともに、弁護士の転職を成功させるためにはどんなことが必要になるのかを解説していきます。
まずは、国内の弁護士求人を扱うけ転職エージェントを一覧にしましたので、参考にしてみてください。なお、ご紹介するのは転職エージェンのため、扱う求人は原則非公開になっています。そのため、求人数自体にそれほど意味はないことにご留意ください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
NO-LIMIT | 弁護士業界に詳しいコンサルタントのみが在籍。ミスマッチの転職支援で、アドバイザー満足度92.7%。 |
アガルートキャリア | 大手法律事務所、人気企業の企業内弁護士、PEファンド、など非公開求人を多数保有 |
BEET-AGENT | インハウスローヤー・法務部長候補など、法律事務所から企業の管理部門転職に特化した転職エージェント。 |
弁護士転職.jp | 弁護士、法務専門領域では老舗の転職エージェント。 |
弁護士ドットコムキャリア | 大手ポータルサイト、弁護士ドットコムが運営。 |
企業法務革新基盤 | 弁護士・リーガルパーソン向けの有料キャリアカウンセリングを行う。 |
リーガルジョブボード | 士業向け転職エージェント。弁護士・法務求人も扱うが、司法書士の転職として有名。 |
MS-Japan | 士業・管理部門の転職に特化。弁護士・法務の求人もあるが最も多いのは経理求人。 |
株式会社ケミストリー | 2002年から弁護士の転職支援数多く手掛けている。クライアントは大手法律事務所、専門性を有するブティックファームなど。 |
JACリクルートメント | 外資系グローバル人材の転職エージェント。 |
リーガルブライト | 法律事務所に特化した転職サイト。法律事務員の転職支援も行う。 |
SACTリーガルキャリアナビ | MS-agentと似た領域、税理士・公認会計士・弁護士・司法書士等のエージェントサービス。 |
法務・弁護士転職ナビ | 法務・弁護士専門の転職エージェント。 |
Hupro | 士業管理部門の転職エージェント。 弁護士求人も扱うが税理士がメインのエージェント。 |
リクルートエージェント | 国内最大手の転職エージェント。弁護士・法務の求人も扱う。 |
ビズリーチ | DB型のサービス。各企業のヘッドハンターからスカウトがくる |
doda | 全求人数は国内最大手。主に20代から30代向けの転職支援がメイン |
パソナキャリア | 初めての転職も徹底カウンセリングと手厚いサポート。 |
Spring転職エージェント | コンプライアンス系など企業法務の扱いがメイン。 |
リクルートダイレクトスカウト | リクルートのハイクラス人材エージェント。ビズリーと同様スカウトが中心。 |
上記を踏まえて、弁護士の業界特化エージェントの中でもおすすめの転職エージェント10社をご紹介していきます。
『NO-LIMIT(ノーリミット)』は弁護士の転職を専門に行う、業界特化型の転職エージェントです。
弁護士・法曹業界の人材紹介を専門としているため、一般民事・刑事事件事務所はもちろん、大手企業法務系事務所、企業内弁護士の求人情報まで、さまざまな規模の事務所・会社とつながりがあります。
対応職種 | ■弁護士 ・一般民事・家事事件事務所(パートナー・アソシエイト) ・5大法律事務所(パートナー・アソシエイト) ・東証一部上場企業の法務マネージャー ・M&Aコンサルティング会社の法務担当、契約書レビュー業務 ・不動産金融・不動産関連業務、不動産ファイナンス法務 ・社外取締役 など ■裁判官/検察官 ・法律事務所への転職支援 ・企業内法務としての転身支援 |
対応地域 | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、奈良県、兵庫県を中心に、全国の求人を扱う |
サポート体制 | ・応募書類の添削 ・面接対策サポート ・年収UP交渉 ・法律事務所 → 企業内弁護士 ・企業内弁護士 → 法律事務所 ・法律事務所 → コンサルティングファームなど |
相談形式 | 基本はオンライン メール・電話・LINEにも対応 |
提示年収幅 | 900万円 〜 3,000万円 |
運営会社 | 株式会社アシロ |
受付時間 | 終日:10:00 ~ 21:00 |
公式サイト | https://no-limit.careers/ |
『スピード対応』『求人のマッチング精度の高さ』『しっかりと企業や事務所内情まで教えてくれた』という点が評価されています。
他には
などの声が寄せられています。また、弁護士なら誰もが知っている大手事務所との取引がある一方、中小規模ながらも「パートナー」「オブカンセル」待遇で迎えてくれる事務所求人も多数抱えています。
30代 男性
徹底して希望の転職にコミットしたサポート!
公式サイト:https://no-limit.careers/
新卒1年目で入所した法律事務所に、人間関係的なものなど事務所に対する違和感を感じました。それでも、まずは3年頑張りました。違和感はぬぐえず、このまま事務所にいても居心地が悪く、キャリアアップもないと感じ、転職を決意。NO-LIMITに登録しました。エージェントに相談した初日から、法曹業界特有の文化や勤務形態等をご存じだと感じました。紹介や様々なお話の進め方もスムーズで、かつ面接対策で提供された情報のおかげで自信をもって臨めました。結果勝ち取った転職先は、年収もアップし、本当にうまくいった転職でした。
20代 男性
一から十までサポートして頂き感謝
公式サイト:https://no-limit.careers/
司法試験受験後、企業法務系事務所を目指して就活を開始。社会人で独学の予備試験合格でしたので、友人も少なく、始めは自分一人で色々調べましたが、ことごとくお祈りされるばかり。すがる思いで、NO-LIMITに登録しました。エージェントさんとの話の中で、いかに一人でする就活に穴があるかを思い知らされました。自己分析の甘さなどを指摘され、自分の強みを効果的に伝えるような履歴書の作成、面接対策をしていただきました。すると、希望の事務所で書類選考通過できたことに、驚きました!そして、面接もうまくいき、無事に内定を頂きました。相談して心から良かったと思っています!
20代 男性
他のエージェントさんとはどんな感じで進んでいたんですか?
一社は電話面談でした。30~40社くらいの求人を紹介してもらったんですけど、大手企業が多くて…やはり「最低でも3年間の法務部経験が必須」という企業ばかりでしたので、書類選考の突破率が低かったです。たしか一桁だったと思います…当時は「入所後すぐに転職するのはあんまりうまくいかないんだな…」と感じてましたね。
突破率一桁は結構しんどいですね…。弊社経由で推薦した時、書類選考の突破率100%でしたけど、それはかなり衝撃でした?(笑
かなり驚きました!「こんなに違うものなのか‥」と!たしか5社ご紹介頂いて、4社エントリーさせて頂いたんですけど、4社とも選考が進み、3社から内定を頂いたのは、本当に驚きましたし有難かったです。
公式サイト:https://no-limit.careers/
30代 男性
実際使ってみて、前評判通り他のエージェントより優れていましたでしょうか…。Wさん:御社はとにかくレスポンスが早かったのが非常に使いやすかったです。求人提案も、応募後の進捗の報告も非常にスピーディーだったため、テンポよく転職活動出来たのが有難かったです。
また、各求人のおすすめポイントを伝えてくれたのは御社が初めてなので印象的でした。私との面談内容をしっかり理解した上でおすすめしてくれている事が非常に分かる内容でしたので、興味を持ちやすかったです。
公式サイト:https://no-limit.careers/
30代 男性
知り合いに紹介されて登録しました。エージェントは御社含め複数社登録しておりましたが、たまたま友人の弁護士から紹介され、評判も良かったため御社を使う事に致しました。私の求める理想の働き方はかなり特殊でしたので、他社エージェントからも難しい反応がありましたが、、、
公式サイト:https://no-limit.careers/
御社は色んな方法や選択を考えて可能性を提案してくれたことも嬉しかったです。
公式サイト:https://no-limit.careers/
アガルートキャリアは、大手法律事務所、人気企業の企業内弁護士、PEファンド、ベンチャーキャピタルなどの非公開求人を多数保有しています。
アガルートが展開しているアガルートアカデミーで積み上げたデータベースをもとに最適な求人を紹介してもらうことができます。
アガルートキャリアは大手法律事務所から企業内弁護士(総合商社・メーカー・金融等)など様々な非公開求人を保有しています。
このような方にアガルートキャリアはおすすめです。
対応職種 | 弁護士(事務所/インハウス・アソシエイト~パートナー) 法務マネージャー、コンプライアンスなど |
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対応地域 | 日本全国 |
サポート体制 | 求人提案、面談日程調整、条件交渉などの転職活動サポート |
相談形式 | 電話、オンライン |
提示年収幅 | 800万〜 3,000万※ポジションによります |
運営会社 | 株式会社ファンオブライフ |
公式サイト | https://agaroot-career.jp/ |
BEET-AGENTは、法務・コンプライアンス、管理部門に特化した転職エージェントです。キャリアアドバイザーは管理部門の深い知識を有するメンバーで構成。企業の内情を細かく把握し、求職者ひとりひとりと向き合う『両手型』を採用しているため、ミスマッチのない転職が可能です。
IPO準備中企業の求人も多く、法務の重要性を理解している企業求人が多いことから、働きがいやワークライフバランスなどにちゃんと向き合う企業のみをご紹介。年収レンジは600万円〜1500万円のCLO候補まで。
管理部門特化の転職エージェントということで、MS-Japan等と似たサービスではありますが、大きな違いは法務求人が多いことです。法律事務所からインハウスへの転向、企業法務キャリアを歩みたい弁護士には活用メリットは大きいといえます。
こういった方であれば、BEET-AGENTはおすすめです。
公式サイト:https://beet-agent.com/
弁護士転職.jpは、株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社の転職サービスです。
対応職種 | 民事系事務所・渉外系事務所、インハウス |
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対応地域 | 全国、海外 |
サポート体制 | 求人紹介企業との面談調整転職サポート |
相談形式 | 対面、メール、電話、オンライン |
提示年収幅 | 〜 2,500万円 |
受付時間 | 9:30~18:30(土日祝日除く) |
運営会社 | 株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社 |
公式サイト | https://www.bengoshitenshoku.jp/ |
様々な弁護士の「将来」や「課題解決」実現のためのプラン設計や、具体的な勤務先の紹介、給与・待遇面の交渉などの対応をしてくれます。
C&Rリーガル・エージェンシー社だけが抱える求人情報が豊富にあることが強みです。また、転職活動が終了した後も生涯サポートしてくれるので、次のキャリアアップ時にも引き続き頼ることができます。
日本最大級の弁護士相談ポータルサイトである「弁護士ドットコム」が運営する、弁護士業界に強いネットワークを持った転職エージェントサービスです。
運営母体の弁護士ドットコム株式会社は、登録弁護士数10,000人、月間サイト訪問者数923万人の日本最大級の法律相談ポータルサイトを運営しています。
対応職種 | 民事系事務所・渉外系事務所インハウス |
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対応地域 | 全国 |
サポート体制 | 求人紹介企業との面談調整転職サポート |
相談形式 | 対面またはメール・電話 |
提示年収幅 | 500万円 〜 2,000万円 |
運営会社 | 弁護士ドットコム株式会社 |
公式サイト | https://career.bengo4.com/ |
弁護士ドットコムのネットワークを活かした情報収集という目的であれば、活用メリットはあるかと思います。
こういった方であれば、弁護士ドットコムキャリアはおすすめです。
弁護士ドットコムのIR情報からは弁護士ドットコムキャリアの記載はなくなっているため、エージェント業は注力事業からは外れているように見受けられます。(参考:弁護士ドットコムIR情報)
30代 男性
エージェントとしてはどうかわかりませんが、弁護士系サービスでは最大手の企業がやっているので、とりあえず登録しました。すごくいい求人を紹介してくれたかというと微妙ですが、初めて転職活動を始めるなら登録するのが良いかなという印象です。
20代 男性
担当していただいたアドバイザーは動きもスピーディで丁寧でした。理想の求人も紹介してくれましたし、サポートも充実していて個人的には満足しています。
30代 男性
アドバイザーからそもそも転職の時期ではないと言われたのは驚きましたが、自分のキャリアを見つめ直すいいきっかけを頂いたと思います。結局他のエージェントで転職はしたのですが、個人的には感謝しています。
代表の佐藤幸恵さんがアドバイザーを務める、大手法律事務所を専門とするエグゼクティブ・サーチ型のエージェント。ヘッドハンターとして大手事務所に転じパートナーに就かれた方、拠点代表になられた方、企業で経営にあたっておられる方などを中心に転職支援を行っています。
対応職種 | 弁護士、裁判官、検察官等 |
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対応地域 | 全国 |
サポート体制 | 求人紹介、企業面談調整、転職サポート |
相談形式 | 対面またはメール・電話 |
提示年収幅 | 600万円 〜 2,000万円 |
運営会社 | 株式会社ケミストリー |
公式サイト | https://chemistry-jp.co.jp/ |
2002年から一貫して弁護士の移籍を手掛けているため、専門性という面では申し分ありません。転職支援をされてきた弁護士も修習期が50期〜60期代とミドル層を中心に活動されているのが特徴的です。
こういった方であれば、株式会社ケミストリーはおすすめです。
金融機関→五大法律事務所(新64期)
私は、海外での業務経験を積みたいとの思いから、転職活動を行っており、転職サイトに登録していたところ、佐藤さんからお声掛け頂きました。
ご相談をさせて頂くなかで、強引に勧誘されることなく、私にとって良い結果となるようしっかりと要望や状況を聞いて下さり、安心・信頼して転職活動に臨むことができました。
引用元:https://chemistry-jp.co.jp/legal-profession/archives/468/
判事補→五大法律事務所(66期)
任官して10年の節目を迎えるに先立ち、改めて自らのキャリアを振り返り、自身が今後目指したい方向性などを熟慮した結果、転職を決意するに至り、転職エージェントを検討していたところ、貴社のウェブサイトに辿り着き、コンタクトをとらせていただいたことが佐藤様との出会いでした。佐藤様からは大変迅速にお返事をいただき、すぐに対面での面談の機会を設けていただきました。
引用元:https://chemistry-jp.co.jp/legal-profession/archives/456/
企業法務革新基盤は、野村慧と瀧本哲史が設立した企業法務領域特化のキャリア支援サービスを提供する会社です。
代表の野村慧氏株式会社ジュリスティックス出身ということと、「弁護士・法務人材 就職・転職のすべて」を出版されていることもあって、ご存知の方は多いかもしれません。
業界で高い知名度と実績を持っており、ブティック系法律事務所との繋がりも豊富です。事務所が求める人材とご自身の経歴との兼ね合いがあるため、必ずしも求人を紹介してもらえるとは限りませんが、キャリアカウンセリングを受けるだけでも、得られるものは少なくないでしょう。
株式会社WILLCOが運営する、弁護士・司法書士・社労士など、士業専門の転職求人サイトです。サービス系、建築系、金融、IT、マーケティンブ分野など、法律事務所に限らず、法務部門がある企業を多数紹介しています。
特徴的なのは直接応募型の求人だけではなく、スカウト機能がある点です。また、給与や勤務形態の代理交渉・書類添削や面接対策・事務所の口コミや求人情報には掲載していない情報の提供・面接同行など、基本的な転職サポートを受けられます。
大手では総合的な転職求人を多く扱うエージェントが多いなか、MS-Agentは経理・財務、法務・知財、人事・総務、会計事務所、税理士、会計士、弁護士など、士業・管理部門系職種に特化した転職エージェントです。
管理部門の転職支援サービスでは国内トップシェアの転職支援実績を持っているとされています。求人は法律事務所よりも、企業寄りの求人情報を多く扱っています。
30年以上続く大手ですので、担当アドバイザーは良い面も悪い面もあると言えます。もし担当が合わないようであればアドバイザーを替えてもらうか、別のエージェントを併用するのが良いでしょう。
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
管理職の役員クラス、法務責任者など、年収2000万円のハイクラス専門の転職エージェント。海外求人も多くグローバル法務や海外コンサルティングに強い転職エージェンといえます。
ハイクラス・ミドルクラス転職はもちろん、地方転職、外資系企業への転職など、さまざまな転職ノウハウが多く蓄積されている点がメリットです。
また、総勢約1,200名のコンサルタントが在籍しており、これまで約43万人の転職活動を支援してきた実績があります。オリコン顧客満足度®のハイクラス・ミドルクラス転職で5年連続1位を獲得。
次に、転職エージェントの選び方で大切なポイントについてご紹介します。
転職エージェントに登録すると言っても、実は転職エージェントには様々な種類があり、「業界特化型転職エージェント」と「総合型転職エージェント」が存在します。
業界特化型はすでに手に職がある方向けと言っていいでしょう。傾向としては中小企業の求人が多く、狭き門と言われている職人系の求人案件を多く扱っています。
転職エージェントの『業界特化型』と『総合型』で大きく違う点は、『紹介求人数の差』と『求人紹介のマッチング度合い』です。
総合型の転職エージェントの場合、『紹介できる求人数』に重きを持っており、様々な多種多様な事務所・企業数を紹介できるのが強みです。ただし、紹介される求人のことを、担当アドバイザーがそこまで把握していない可能性があるのです。つまり、案件が自分の要望や希望にマッチしていないケースが多くなるというリスクがあります。
専門性を図る要素はいくつかありますが、ひとつポイントとなるのは下記の2点です。
アドバイザーの力量によって今後のキャリアが左右さるかもしれないことを考えると、専門性の高いエージェントが多くいるであろうサービスを選ぶのがもっとも重要なポイントの1つです。
自分にとってどの転職エージェントが良いかは最初から判断できるものではありませんので、まずは複数の転職エージェントに登録し、何人か実際に会って話を聞いてみるのも有効です。
何人か会ってみれば、自分は何を求めていて、相手がそれに応えてくれるのかどうかの判断基準がわかってくると思います。
先ほど専門性が重要とは言いましたが、総合型の転職エージェントに2、3登録して多数求人を紹介してもらい、業界特化型エージェントで内情を把握した上で面接にいくという使い方をしていただくと、失敗しない転職活動になるかと思います。
弁護士が特化型転職エージェントを利用酢するたったひとつにして最大のメリットは『転職に成功しやすい』ということです。
マイナビやリクルートのような大手エージェントと比べると『紹介できる求人数が少ない』という事情はありますが、
結果的に理想の転職先を見つけられる可能性が高くなります。
また、総合転職エージェントも特化型転職エージェントも同じ求人案件を扱っていることがほとんどなのですが、企業側に紹介する弁護士のスキルや経歴、そしてそれをどう活かせるのかをきちんと把握しているのは特化型エージェントです。
そのため、結果的に弁護士特化型の転職エージェント経由で応募する方が、お互いのミスマッチを解消でき、内定が出やすいという背景があります。
どうしても弁護士業を辞め、他の職種へ転職を検討するときには、多くの理由があります。国家資格者でもある弁護士業ですが、どうしても現職を辞めて転職したい方も多いでしょう。
それでは、いったいどのようなときに弁護士を辞めて転職したくなるのでしょうか。
実にさまざまな理由がある中、今回は6つの理由について見ていきます。現在、弁護士を辞めようと考えている方、これから弁護士を目指す方にも必見ですので、ぜひご参照ください。
弁護士が法律事務所を辞める最も多い理由は、ボス弁、いわゆる代表弁護士との人間関係です。
弁護士数が50名を超えるような法律事務所であれば、代表弁護士との関わりもそこまで多くないため、方向性の違いで揉めることも少ないのですが、10名以下の法律事務所所属の弁護士は目指すところ、弁護士としての理想など、意見がぶつかるシーンも多いようです。
人と数多く関わる弁護士は、他人との関係性に疲れて転職を考えはじめることがあります。弁護士は仕事上、数多くの人間と接します。そのため、ストレスを感じる時間が長くなります。
ですので、人間関係に疲れてしまい、現在の弁護士業から転職を検討するケースがあります。
とくに弁護士業は、自分とは無関係の人達の中和や弁護を促す仕事ですので、日頃から余計なストレスを感じやすい職業でもあります。慣れないうちは、どうしてもストレスフルで転職を考えることも多いのが弁護士という職業でしょう。
もっとも多い弁護士の転職理由は、低い収入にあります。イメージでは年収が高そうな弁護士業ですが、実態はそうとは限りません。もちろん年齢や会社、働く場所、そして個々の能力にも関連してきますが、やはり給与が少なくて弁護士業を辞めて転職しようと検討する方は多いでしょう。
国家資格でもある弁護士は、難関な司法試験に合格した人にしか遂行できない職業ですが、実務が大変なわりに年収が低いケースも存在します。
労働内容に見合った報酬を受け取ることができない弁護士は次第にストレスを感じ、やがて転職を考えることは自然な現象の1つでしょう。
長い労働時間が負の問題で、弁護士業を辞めて転職を検討することがあります。弁護士は国家資格保持者とはいえ、日々の実務が簡単で楽ということでは決してありません。
むしろ、多くの人々から求められることが多く、一般職よりも大変な職業でもあります。そのため、働き方によっては長時間労働となり、心身をも疲弊してしまいます。なおかつ給与が低いとなると、どうしても転職が頭をよぎり、別の職業の実態が気になってくるでしょう。
司法試験に合格したとはいえ、辛い日々が待っていることもあるため、弁護士の長時間労働は転職を考えるきっかけの1つといえるでしょう。
日々、案件が尽きないのが弁護士業ですので、過度なストレスを受けることで心身を病んでしまうケースがあります。弁護士とは、多くの問題を抱える事件を最善の方法で法律にのっとりながらジャッジする重大な仕事です。
そのため、数多くの他者が巻き起こす事件に関与して、日々時間に追われてしまいます。世の中に巻き起こる事件は日々尽きませんので、弁護士の業務は毎日すべて完了するということがありません。
そのために多大なストレスを被り、徐々に心身へダメージを蓄積してしまうことが多く、ストレスフルな日常となり、やむなく転職を考えることもあるでしょう。
弁護士とは、日頃から気が休まることの少ない仕事ですので、体調管理が行き届かずに疲労がかさんで、体調を悪くしてしまうことがあります。弁護士が心身を疲弊してしまえば、仕事を心地よく遂行していくことは不可能です。
体調管理ができないままに仕事に追われた毎日の生活をしていると、やがて生命への危険さえ感じてしまうこともあるでしょう。
じっくりと心が休まる時間を設け難いのが弁護士業ですので、これまでに弁護士から転職をした人は数多く存在しています。健全な体があって実直な仕事が完了できるので、体調を崩しがちな弁護士は多いでしょう。
独立したけれど、弁護士業の運営が順風満帆にいかないときに転職を考えることがあります。これまで勤めていた弁護士事務所を辞め、独立を試みたものの失敗してしまうケースは実に数多く存在します。
今までの弁護士業の素晴らしい実績を生かして仕事を受けたいと考えていても、実際問題は独立後に運営が上手くいかないことが多く、立ち行かなくなり、挫折した気持ちとなって独立した弁護士業からの転職を検討しはじめます。
腕に自信があっても、それが独立後にもよい影響を与えながら会社運営できるとは限りません。弁護士には、会社運営という実力もなければ独立は難儀するでしょう。
現在、弁護士として働いてはいるものの、いずれ転職をしたいと考える方も多いでしょう。
まったくの別の職業もありますが、法律関連の職業も転職先としてあります。TOEICに精通して英語も堪能であれば、なおさら転職に有利なこともあるでしょう。
弁護士資格だけではなく、実務に役立つ資格も持っていることで、転職が実現しやすいという現実も少なからずあります。それでは、弁護士から転職する際の転職先の一例をご紹介しますので、参照してください。
弁護士として生涯働きたい場合、事務所を替えるという転職方法もあります。せっかく難しい国家資格を所有している弁護士ですので、その資格を生かして別の法律事務所へ移りましょう。
色々な問題があって辞めたいと思った法律事務所は、辞めるという決断も大切です。自分の大切な人生を開花させることができる法律事務所へ移り、今まで以上に働いてストレスを感じない日々を過ごせるようにしましょう。
組織内弁護士や企業内弁護士とも呼ばれ、官公署や公私団体の職員・使用人として働くインハウスローヤーという制度があります。
ちなみに、行政庁に所属する弁護士を行政庁内弁護士と呼び、企業に所属する弁護士を企業内弁護士と呼んでいます。それぞれの転職はどのような実態なのか、見ていきましょう。
国や地方自治体以外の法人に役員や従業員として勤務する弁護士で、中でも自身の法律事務所所在地として弁護士登録している方もいます。
主な勤務先は、外国会社の日本支社、公益法人、事業組合、学校法人、国立大学法人などが挙げられます。これまでの弁護士資格を活用しながらも異なる働き方ができるので、弁護士の転職の1つとしてよいでしょう。
中央官庁や地方自治体の職員として働く弁護士を指す「行政庁内弁護士」は、弁護士の転職先として挙げられます。弁護士の資格をもったまま公務員として働ける職種ですので、法律事務所とは大きく異なる安定した働き方が実現するでしょう。
裁判官・検察官・弁護士を法曹と呼び、他の法曹の職種へ転職も難しいですが可能です。前項のように行政庁内弁護士(公務員)としても働けますが、裁判官や検察官という職業への転職もあります。
いずれも国家資格を有する誇りある職業ですので、しっかりと勉強して転職を考える人も多いでしょう。
弁護士を辞めなくとも、他の仕事も同時に行う兼業や副業をしていく方法もあります。弁護士資格を生かしたまま、まったく異なる仕事も行う方法があります。
熱中できそうな他の職業をリサーチして、弁護士業と並行して働いていくことで、大きな収入や誇りにもなるでしょう。
手軽な兼業や副業もあるので、本業をこなしながらもしっかりと遂行できる職業が最適です。本業である弁護士業に支障が出てしまっては本末転倒ですので、じっくりと検討してみましょう。
経営コンサルティング会社なども弁護士の法的知識を必要としています。これまで企業法務に携わり、さまざまな会社に経営アドバイスを行ってきた方であれば即戦力として充分期待されます。
コンサルティング会社の従業員であれば、弁護士と違ってトラブルが起こったときに最前線に立つ必要はなく、責任もストレスも従来の職務内容と比べて大きく軽減されるでしょう。
受験生へ勉学を教授する予備校の講師への転職は、弁護士によってされることがあります。数多くの難しい勉強をしてきた弁護士ですので、その優秀な知能を生かして予備校生へ勉強を教える仕事は転職先としても事例の多い業種です。
専門分野を学生へ教えていく仕事ですので、これまでの努力を生かせる立派な講師業といえます。
弁護士を目指す学生へ弁護士になるためのコツを指南することもある、非常にやりがいを感じる転職先といえるでしょう。
転職を経験した弁護士の経験談を5つご紹介します。今後、弁護士を辞めて新たな職場へ移ることを考える方は参考にしてみてください。経験者のリアルな実態を知ることで、これから転職する方も勇気が出たり、不安を解消できるでしょう。
実際に弁護士を辞めてしまうと、転職先ではどのような状態になるのか、そうした経験談は、未経験者にとって宝ともいえる情報です。ぜひとも、参考にして転職を実践してみましょう。
求めてた働き方を全部満たしてるというか…WLB(ワークライフバランス)もそうですし、業務もまずはすべて任せてもらえて、全体を自分で考えて進められるのがすごく楽しいです!
分からないことをすぐに聞ける環境なので「ここまでやったけどわからない」と聞きやすい距離に居てくださるのが本当に有難いです。事務所ではスポットでしか業務に携われなかったので、私にとっては自分が何の業務をしているのか正直よくわからなかったんです…
今は1から10まで自分で考えて進められるので、責任感も生まれるし、やりがいを感じますね。
引用元:https://no-limit.careers/case/3870/
1年目から事務所に対する違和感を覚えており、ただ、自分で決めた選択肢でもあるため、それをすぐには放棄せず、3年は続けようと堅く決心していたこともあり、何とか頑張ってこれました。
おかげで、いろいろと思うこともたくさんあった3年間でしたが、学ぶこともとてもあり、その点は事務所にとても感謝していますし、今回の転職でも、このような事務所に転職することができたのは、この3年間をしっかりと踏ん張ったことが功を奏したようにも感じています。
引用元:https://no-limit.careers/case/5516/
●ご自身のキャリアを鑑みた提案が出来た事。
引用元: https://legal-agent.jp/case22
●ライフワークと弁護士としての素養が見に付く事務所を提案出来たこと。
●パートナーとの信頼関係も早く出来て、様々な案件を任せてもらっており、弁護士としての成長が早く出来る環境に移籍で来て感謝されておられます。
中規模事務所へ転職を実践した20歳代の男性の経験を見ていきましょう。転職した感想は「上々」という20歳代の男性です。
もともと大手事務所へ勤務していたけれど、やりたい仕事の範囲が会社とマッチングせず、思い切って転職をして成功した事例です。
●担当エージェントとイメージの共有が出来たこと、一つ一つの企業に対しての取り組む姿勢を共有出来た事が転職成功の要因でした。
●民事系出身という事で、転職に関しても長期戦を考えておられましたが、粘り強く転職活動を行い希望の企業へ入社出来、ご活躍されておられます。
30歳代前半の女性が体験した内容です。以前勤務していた職場は特定領域に特化している事務所で、それが合わずに転職を実行した方です。
会社が考える方向性と自身の思う方向性のマッチングができず、やむなく自分に合った職場探しを実践し、最適な転職ができた事例です。
10年後の未来もイメージしており、順風満帆な転職が実現できた例ですので、似通った現状の弁護士は、ぜひ参考にして転職を実践してみましょう。
国際案件に関する経験は豊富だと自負しているものの、もっとアウトバンド案件を手掛けたいと思うようになり、さらには企業というビジネスの現場でそれを実現すべく転職を決意しました。
40歳代で転職に成功した男性の事例です。転職しようと決めたけれど、相談する場がわからずに思い悩んでいた男性ですが、偶然に弁護士関連の雑誌を読んだことで、C&Rリーガル・エージェンシー社のエージェントに相談ができ、その後は転職活動がスムーズに実践できています。
些細なきっかけから、大きな飛躍ができた40歳代の男性弁護士の転職成功例です。つまり、年齢に関わらず本人のやる気次第によって、いつでも弁護士からの転職が可能ということでしょう。
最後に、弁護士業務への転職を成功させるためのコツをご紹介していきます。
特にというわけではないのですが、グローバル化やM&Aが加速しているという背景がありますので、国際法務に関する法律的な部分をカバーしたいという企業は年々増えています。特に新規事業として立ち上げを検討しているのであれば、必ず法務が関わってくるため、非公開求人が多いのも特徴です。
かといって、どこいっても必ず転職できるという訳ではありませんから、驕らず、自分の価値をみきわめていきましょう。
転職を考えるときは、現状や現職に満足しておらず、叶えたいことがあるはずです。
転職することで現状をどう変えていきたいのか、考えることから始めましょう。分かりやすいものが給与面ですね。最低でもいくらは必要と決めていれば、それ以上の転職先しか候補にしないはずです。
転職前に考えておくこと
主に上記のような項目で、理想と最低ラインの基準を設けましょう。一度紙などに書き出して、何度かにわけて考えをまとめてみることで、より明確な形にできるはずです。
大手企業の多くでジョブローテーション制がありますので、幅広いキャリアを身につけて頂くことになり、入社時に語学力が求められるのも特徴です。
特に金融・不動産関連会の大手企業は専門性と分析力が求められますから、権利関係の整理が事業の中で法的判断や手続きをする可能性が高く、やりがいのある環境といえます。
経営スピードの速いベンチャー企業なら、新規事業戦略に対する法的アドバイス等も求められやすい環境ではありますので、経営者のよき相談役として戦略法務に携わって頂くことになります。
知財に領域には商標・著作権・知財契約と特許関連実務があります。特許プログラムの企画立案、交渉、ライセンス契約書の作成、特許関連訴訟業務など、活躍の幅が広がるでしょう。
日々の弁護士活動をしながら転職活動をしようとしても、とても時間が確保できるものではありません。特に企業からの求人にまで目を向ける場合、調べる転職先も莫大な数になってきます。
そこで、転職を少しでも良いものにしていきたいのであれば、転職エージェントなどの転職のプロからのアドバイス・紹介を上手く利用することをおすすめします。
こちらがどうしたいのかある程度の条件を持っていれば、その条件に合った転職先の中から紹介をしてくれるので、探す・調べる手間を大幅に減らすことができます。
弁護士業務にも交通事故や遺産相続、離婚問題、企業法務などの様々な分野がありますので、もし企業に転職するなら企業法務のことを勉強しておくこと、事務所であればそれぞれどの分野を専門にしているのかを見極めることが大事です。
その上で、自分がどの専門分野を得意としているのかを知れば、自ずと転職はうまくいくはずです。
弁護士の転職に強い転職エージェントをご紹介してきましたが、今回の内容を参考に、弁護士の転職を成功させるための参考にしていただければと思います。
上場支援、CGコードの体制構築などに長けた、専門性の高い「弁護士」を社外取締役候補としてご紹介。事業成長とガバナンス確保両立に、弁護士を起用したい企業様を支援している。
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