ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計・構築や運用・保守をおこなうエンジニアです。
ネットワークの発展により、さまざまな企業やサービスでネットワークエンジニアが必要とされており、転職市場においても需要の高い職種に挙げられるでしょう。
本記事では、特にキャリアや年収アップにこだわって転職を成功させたい方のために、転職を成功に導くための転職エージェントの選び方や賢い使い方などを解説します。
関連記事:インフラエンジニアに強い転職エージェントおすすめ15選!各サービスを徹底比較
ネットワークエンジニアにおすすめの転職エージェント7選
早速、ネットワークエンジニア転職におすすめの転職エージェントを7つご紹介します。
いずれも年収・キャリアアップに強みのある転職エージェントですので、ぜひ比較しながら自分に合ったサービスを選んでみてください。
レバテックキャリア|キャリアアップ転職におすすめ
- インフラエンジニア:1,379件
- ネットワークエンジニア:1,469件
※2025年11月時点
結論から言うと、レバテックキャリアの求人数は他の転職エージェントよりも少なめです。
しかし、求人と担当者の「質」にこだわっており、スキルや知識があるエンジニアがより良い環境に転職しやすい状況をサポートしてくれます。
まず、在籍のアドバイザーがエンジニア職にも精通しており、転職に関するアドバイスだけでなく、技術的な相談にも対応してくれます。
さらに、インフラエンジニア専任のアドバイザーも在籍しているため、より具体的な相談も可能です。
レバテックキャリアの公式サイトによると、「アドバイザーの業界知識が豊富である」と感じた方は回答者3,802人中3,421人いたとも発表されています。
このようなサービスになっていることもあり、より良い環境で働きたいと考えているネットワークエンジニアに優先的に使ってみてほしい転職エージェントに挙げられます。
ぜひ、まずはアドバイザーの方と相談されてみてください。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | レバテックキャリア |
| 運営会社 | レバテック株式会社 |
| 公開求人数 | 47,612件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://career.levtech.jp/ |
関連記事:レバテックキャリアの評判は?利用者の口コミをもとに特徴を解説
Geekly|首都圏のキャリアアップ転職におすすめ
- インフラエンジニア:4,990件
- ネットワークエンジニア:1,736件
※2025年11月時点
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界に特化して12年間転職支援をおこなってきた転職エージェントです。
専門性が高いため、求人や担当者の質も高く、上流工程の求人も多くみられました。
転職後に活躍できる求人にこだわっており、今よりもキャリアを充実させたいと考えて転職を決めているネットワークエンジニアの方におすすめです。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | Geekly |
| 運営会社 | 株式会社Geekly |
| 公開求人数 | 32,000件以上 |
| 対応地域 | おもに関東・関西エリア |
| 公式サイト | https://www.geekly.co.jp/ |
ビズリーチIT|スキルや経歴に自信がある方におすすめ

- インフラエンジニア:6,513件
- ネットワークエンジニア:2,720件
※2025年11月時点
ビズリーチは、ハイクラス向けのスカウト転職サービスです。
まず、スカウトサービスとは、経歴やスキルを登録しておくことで、あなたに興味を持った企業やヘッドハンターからオファーが届くサービスです。
特にエンジニア職では、スキルや経歴で実力を判断しやすい職種ですので、エンジニア転職にも向いています。
また、ビズリーチ自体がハイクラス向けになっており、年収800万円以上を狙えるエンジニア求人が全体の85%程度ありました。
ネットワークエンジニア転職をお考えの方の中でも、これまでの経歴やスキルに自信がある方は、ビズリーチも併せて登録しておくことをおすすめします。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | ビズリーチIT |
| 運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
| 公開求人数 | 38,589件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
Direct type|手軽に転職したい人におすすめ

Direct typeも企業から直接スカウトが届くタイプのスカウト転職サービスです。
一番の特徴を挙げると、「手間がかからない」ということで、アプリでスカウトを観覧できたり、自動で職務経歴書を作ってくれる機能があったりします。
ただ公開求人はなく、求人数に関しても更新が見られていないため、まずはスカウト転職サービスのお試しで使ってみることをおすすめします。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | Direct type |
| 運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
| 公開求人数 | 1,600件以上 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://directtype.jp/ |
リクルートエージェントIT|圧倒的な求人数を誇る

- インフラエンジニア:39,464件
- ネットワークエンジニア:33,503件
※2025年11月時点
リクルートエージェントITは、大手リクルートが運営するIT向けの転職エージェントです。
とにかく求人数の多さが特徴的で、ネットワークエンジニアだけで絞ってみても1万件以上の求人がヒットします。
大手の強みはこの求人数の豊富さとサポートの安心感が挙げられます。
特に求人数はトップクラスで多いため、質にこだわるよりもまずは「ネットワークエンジニアとして採用されてキャリアをスタートさせたい」と考えている方にもおすすめできる転職エージェントです。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | リクルートエージェントIT |
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
| 公開求人数 | 179,726件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
ワークポート|幅広い転職をサポート

- インフラエンジニア:8,067件
- ネットワークエンジニア:4,203件
※2025年11月時点
ワークポートは、幅広い職種を取り扱う転職エージェントですが、ITやWeb業界の求人を豊富に取り扱っています。
ネットワークエンジニアも4,000件前後あり、他の転職エージェントよりも多くの求人を見られる機会があるでしょう。
また、「自社」「受託」でネットワーク求人を検索することもできるため、働き方の希望に応じた求人探しもしやすいです。
ワークポートは全国50拠点に支社を展開しており、地方求人の紹介やサポートにも力を入れています。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | ワークポート |
| 運営会社 | 株式会社ワークポート |
| 公開求人数 | 127,867件 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://www.workport.co.jp/ |
マイナビIT AGENT|手厚いサポートが強み

マイナビIT AGENTは、大手人材会社であるマイナビが運営するエンジニア特化型の転職エージェントです。
大手運営の特徴として、求人数の多さとサポートの安心感が挙げられます。
ネットワークエンジニア求人も多数求人を保有しており、「転職がうまくいくか不安」「キャリアに自信がない」などの転職に対する不安が大きい方に特におすすめです。
| サービス概要 | |
|---|---|
| サービス名 | マイナビIT AGENT |
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 公開求人数 | 非公開 |
| 対応地域 | 全国 |
| 公式サイト | https://mynavi-agent.jp/it/ |
ネットワークエンジニアが転職エージェントを選ぶポイント
ネットワークエンジニアの転職で選ぶ際は、相性が良い転職エージェントを選ぶことが重要です。
こちらの項目では、ネットワークエンジニア転職で転職エージェントを選ぶ際、どの部分に注目して選んでいくかを解説します。
ITやエンジニアに特化している転職エージェントにする
まず、ネットワークエンジニアに転職すると決めているのであれば、ITやエンジニアに特化している転職エージェントに限定しましょう。
様々な職種を取り扱っている総合型の転職エージェントでもネットワークエンジニアの求人が見られることもありますが、あまりにも数が少なすぎます。
ITやエンジニアに特化している転職エージェントであれば、ネットワークエンジニア求人も1,000件前後あるため、効率的に良い求人も見つけやすくなるでしょう。
また、非公開求人で条件が良いネットワークエンジニア求人を保有している場合もあるため、キャリアアップ・年収アップにも繋げやすくなります。
ネットワークエンジニア求人が多い転職エージェントから優先して登録する
転職エージェントの優先度を決める上で、手っ取り早い方法が応募の対象にある求人数で決める方法です。
ITやエンジニア向け転職エージェントであれば、「ネットワークエンジニア」で条件を絞って求人検索ができるため、実際に求人数で判断しても良いでしょう。
当記事でもネットワークエンジニア求人数はご紹介しましたが、地域や希望年収などとも掛け合わせて条件を満たす求人が多いところから優先的に使ってみても良いでしょう。
担当者との相性の良さを判断する
転職エージェントを効果的に使えるかどうかの大きな要素に、担当となってくれる転職エージェントのキャリアアドバイザーとの相性が挙げられます。
担当者との相性は転職エージェントの口コミや評判である程度判断できる部分も多少はありますが、最終的にはその担当者と性格や考え方が合っているかどうかにも左右されます。
少々手間はかかりますが、転職エージェントに登録してみて、実際に担当者と面談を受けてみて使い続けるか、他も検討するかも判断して良いでしょう。
また、同じ転職エージェントの中でも担当者の変更が可能です。
担当者との相性がイマイチだった場合に、柔軟に対応してくれるかどうかも、その転職エージェントを使うかどうかの判断材料にできます。
必要なサービスが実施されるかを判断する
転職エージェントでは、次のような様々なサービスが提供されています。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 応募書類添削
- 面接対策
- コーディングテストの模擬対策
- 応募先企業のリサーチや情報提供
- 給料や労働条件の交渉
- 面接への同行
- 現職の退職に関するアドバイス
エンジニア向けの転職エージェントであれば、基本的に上記のサービスが提供されています。
ただし、転職エージェントや担当者によっては、これらのサービスが形骸化していて、あまり機能していないケースもあります。
例えば、年収にこだわりたい場合、「給料をもう少しだけ上げたい場合は交渉してもらえますか?」と質問してみて、相手の反応を見てみると良いでしょう。
ネットワークエンジニア転職で転職エージェントを利用するメリット
ネットワークエンジニア転職で転職エージェントを利用するメリットは数多くあります。
次のようなメリットが挙げられますので、希望するメリットがしっかり受けられる転職エージェントを選んでいきましょう。
リアルタイムの転職市場のアドバイスを受けられる
IT業界は日々目まぐるしく変化しており、それに伴い転職市場も変化しています。
自分だけで転職活動をしていると、「ネットワークエンジニアの需要は高いのか?」「自分の適性年収はいくらくらいなのか?」などがわからないまま転職活動を進めてしまうことが多くなります。
その結果、もっと良い求人・良い年収で採用されたにも関わらず、ある程度の年収や条件で採用されてしまうことにも繋がってしまうでしょう。
エンジニア向け転職エージェントのアドバイザーは、毎日エンジニアの転職を支援していますので、IT業界やエンジニア分野の転職動向は十分に把握しています。
これまでのキャリアやスキルなどを相談することで、「どの程度の求人で応募することがベストなのか」「年収〇〇万円の転職は可能なのか」などの具体的なアドバイスがもらえるメリットがあります。
非公開求人も紹介される対象になる
各転職エージェントでは、サイト上に載せていない非公開求人を保有しているところがほとんどです。
非公開求人は、人気で応募が殺到しやすい好条件の求人が多いのですが、転職エージェントに登録した人しか知ることができません。
年収やキャリアアップを目指しているのであれば、非公開求人もしっかり候補に入れて、より良い条件の求人を知れるようにしておくと良いでしょう。
希望条件に沿った求人を効率的に紹介してくれる
転職エージェントでは、ヒアリングによって利用者の希望や経歴を聞き出し、条件に合った求人を紹介しれくれます。
自分で求人を探していると、どうしても良い求人が見つけきれなかったり、もっと良い条件の求人を見逃してしまったりすることもあります。
転職エージェントの担当者は日々求人を取り扱っていますので、その経験や情報網から適切な求人を紹介してくれるようになります。
その結果、自分で求人を探す時のような見逃しも少なくなりますし、自分で求人を探す手間も減ります。
転職に関するサポートを受けられる
転職エージェントのサービス内容は求人の紹介だけではありません。
転職に関するアドバイスや対策にも対応してくれます。
不明な部分はしっかりアドバイスしてくれて、さらには応募先企業に合わせた対策も講じてくれる場合もあるため、転職に不安がある人には非常に心強い存在になってくれます。
面倒な転職手続きを代行してくれる
転職活動では、複数社に同時進行で応募することもあります。
自分だけで転職活動をしていると、日程調整や応募書類の作成などが負担になり、どうしてもスピードが遅くなったり、ミスが起きてしまったりします。
手間が省けることで現職での仕事に専念したり、他の転職準備をしたりできますので、スムーズに負担を少なく転職しやすくなるでしょう。
ネットワークエンジニア転職で転職エージェントを利用するデメリット
転職エージェントを利用するメリットが多い一方で、デメリットがある点にも気をつけておかなければなりません。
ネットワークエンジニアが転職エージェントを使う場合のデメリットとして、次のようなことが起こり得る可能性があります。
転職を急かされる場合がある
転職エージェントの目的は、自社経由で応募先企業に転職してもらうことにあります。
場合によっては転職を急かされているような感じがして、ストレスやプレッシャーに感じてしまうことがあるかもしれません。
担当者によっては転職することを前提のアドバイスをしてくることもあるため、漠然と悩んでいる段階の方は、無理に転職を勧められてしまったと感じやすいかもしれません。
希望に沿わない求人が紹介されることがある
転職エージェントでは、登録後にヒアリングをおこない、ヒアリング内容に基づいて求人が紹介されます。
しかし、中には希望に沿わない求人が紹介されてしまうことがあります。
原因としては、担当者と十分に意思疎通が取れていないケースや、転職エージェント側の都合で類似の求人を強引に紹介されているケースなどが考えられます。
それでも希望に合わない求人ばかり紹介されてしまうようであれば、担当者や利用する転職エージェントを変更した方が良いでしょう。
担当者との相性が悪い場合がある
転職エージェントで担当になってくれる担当者も人間ですから、相性の良し悪しが出てきてしまいます。
上記のように半ば強引に転職を勧めてきたり、ヒアリングやコミュニケーションが不十分で希望に沿わない求人を紹介してきたりする担当者には注意が必要です。
転職エージェントの口コミでも悪いように言われているキャリアアドバイザーの特徴として、次のような特徴が挙げられます。
- 利用者の話を聞かず自分の主張ばかりしてくる
- 高圧的な態度を取る
- 連絡が遅い・返信が翌営業日以降になる
- 求人紹介が希望に合っていない
- 数だけを重視した求人を無差別に送ってくる
相性の悪い担当者とは無理に関係を続ける必要はなく、柔軟に変更していけることも知っておきましょう。
地方の応募先企業が少ないことがある
どの転職エージェントも基本的には全国の求人を取り扱っています。
しかし、実態は都心部の求人が中心で、地方求人はそこまでボリュームがないことがほとんどです。
特にエンジニア求人では都心部の企業がほとんどになっているため、地方で転職を考えている方は、近隣の地域まで範囲を広げたり、完全にテレワークが可能な求人を探したりする必要もあります。
特にネットワークエンジニアにまで職種を絞った場合、地域の求人はかなり限られてきてしまうため、複数の転職エージェントを併用したり、その地域に強い転職エージェントやその他の転職サービスも使っていったりする必要があります。
地方で転職する方は、その地域の求人数や近隣に転職エージェントの事業所があるかどうかまで調べてから利用を開始すると良いでしょう。
ネットワークエンジニアが転職エージェントを利用する流れ
転職エージェントを利用する主な流れは以下の通りです。
全体的な流れを事前に知っておき、転職までのイメージを持って転職活動に挑んでいきましょう。
申し込みフォームから登録する
転職エージェントは登録しなくても公開求人を閲覧することができますが、具体的な求人紹介や応募に進むためには登録が必要になります。
登録はサイトから簡単にすることができ、氏名や連絡先、経歴、転職の希望などを簡単に入力するだけでOKです。
転職エージェントにもよりますが、5分以内に登録完了できるところがほとんどでしょう。
登録後は入力した連絡先に担当者から連絡が届くことがほとんどでしょう。
その際、次の手順についての詳しい説明を受け、面談に進んでいくことが通常です。
担当アドバイザーと面談
登録後は担当者が割り当てられ、担当者との面談に進んでいくようになります。
面談方法は転職エージェントによって違いますが、対面だけでなく、電話やWebなどの方法が取られます。
面談ではこれまでの経歴や転職先の希望などを話し合い、今後の方針や紹介求人の方向性などを話し合っていきます。
利用したいサービスや今後の流れなどの不明点があれば、この時に確認しておくと良いでしょう。
求人紹介・面接対策
ヒアリングの内容をもとに適した求人が紹介されるようになります。
どうしても希望に合わない求人が多いようであれば、担当者と意見のすり合わせをし直してください。
それでも改善されない場合、担当者や利用する転職エージェントの変更も検討しましょう。
転職活動に不安がある方は、このようなサポートも十分に活用しましょう。
応募・書類選考・面接
応募したい求人が出てきたら、応募する旨を担当者に伝え応募へ進んでいきます。
書類の送付や企業の採用担当者とのやり取りは転職エージェントの担当者が代行してくれるケースが多いです。
その後の選考に関しては一般的な転職活動と同じです。
指定の日時に面接等を受ける流れになりますので、選考当日までにしっかり準備をしておきましょう。
内定・退職手続き・入社
応募先企業から内定をもらえたら、入社するかどうかを決め、現職の退職手続きにも着手していきましょう。
転職活動のスケジュールについては人それぞれですが、基本的には具体的な内定をもらった後に退職を伝えていく流れが一般的です。
この入社や退職の期間にやるべきことに関しても、転職エージェントの担当者に相談可能です。不安なことがあれば積極的に相談してみてください。
ネットワークエンジニアの転職エージェントを上手に使うポイント
転職エージェントは、担当者のアドバイスや指示に従っていくことで求人紹介や応募まで進めていけるサービスです。
しかし、受動的ではなく、自分から積極的に転職活動に参加することで転職を成功させやすくなります。
転職エージェントを使う際は、次の内容を取り入れながら賢く使ってみてください。
複数の転職エージェントを利用する
転職エージェントは1つに限定する必要はありません。
転職エージェントの選び方で求人の質や担当者との相性などを判断すると良いとお伝えしましたが、比較対象がないと良いか悪いかもわかりにくいです。
また、ネットワークエンジニアにまで職種を絞っていると、どうしても各転職エージェントでの求人数が少なくなってしまうため、求人の総数を増やすこともできます。
転職エージェント側も併用があることを容認しているため、担当者に他の転職エージェントを使っていることを伝えることで、スケジュール等の配慮をしてもらえる場合もあります。
ただ、登録する転職エージェントが多すぎると連絡のやり取りが負担になってしまいますので、まずは2〜3社程度に留めておくと良いでしょう。
自分の考えや希望をしっかりまとめて漏れなく伝える
転職エージェントに登録すると、担当者からヒアリングがされます。
質問される内容にその場で答えていくだけでも問題はありませんが、事前にご自身の考えや希望をまとめておくことをおすすめします。
そして、いざ面談する際は、遠慮なく本音の部分まで担当者に伝えてください。
経歴に自信がなかったり、希望が高すぎたりした場合には、遠慮して言い切れないこともあるかもしれませんが、後悔しない転職にするためには、本音の部分まで漏れなく伝えておく必要があります。
とにかく遠慮なく、ご自身の考えを伝えられるように準備しておきましょう。
転職に対する積極的な姿勢を見せる
転職エージェントの担当者は、あなた以外にも複数の利用者を担当しています。
担当者からの良い印象がある利用者は、優先的に良い求人を紹介してもらえたり、積極的に転職サポートをしてもらえたりして、より効果的に転職エージェントを使える機会が増えます。
印象に残る利用者は、スキルや経歴である程度判断されてしまう部分もありますが、他には転職に対する意欲や担当者とのコミュニケーションの取り方で変わる場合もあるでしょう。
担当者からの連絡にはなるべく早くに返信したり、転職に対する希望や考えをより具体的に伝えたりすることで、担当者の印象に残りやすくなるでしょう。
給料や条件の交渉をしてもらう
応募先や担当者の対応にもよりますが、多くのケースで給料交渉をしてもらえる場合があります。
後悔しない転職を目指しているのであれば、求人票にある情報だけを受け入れず、希望する条件にもとことんこだわってみてください。
特にスキルや経歴が優れている方であれば、多少求人票より良い条件を提示しても採用される可能性は十分にあります。
担当者と相談しながら、もっと良い条件を引き出せないか希望や考えをブラッシュアップしてみてください。
ネットワークエンジニアの転職事情
ネットワークエンジニアで転職する際は、ネットワークエンジニアの仕事内容や転職の傾向などを事前に知っておきましょう。
こちらの項目では、ネットワークエンジニアの転職事情について、次の内容を解説します。
- ネットワークエンジニアの仕事内容
- ネットワークエンジニアの平均年収
- ネットワークエンジニア転職で求められるスキルや資格
ネットワークエンジニアの仕事内容
ネットワークエンジニアは、ネットワークを構築するエンジニアですが、主な業務な次の5つに分けられます。
- 要件定義
- 設計
- 構築
- 保守・運用
- 監視
ネットワークを構築するためには、クライアントからの要望をヒアリングし要望が反映されたシステムを設計していく必要があります。
また、システムが作動した後も正しく機能し続けるための運用・保守の業務が必要とされます。
ネットワークエンジニアのキャリア・給料アップ転職を目指している方は、これまでの経験や知識を活かして、できる限り上流工程の応募で採用された方が転職でも満足しやすいでしょう。
ネットワークエンジニアの平均年収
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、ネットワークエンジニアの平均年収は534.6万円でした。
国税庁の統計では、全労働者の平均年収が458万円となっており、ネットワークエンジニアの平均年収の方が一般的な職業よりも年収が高いということが言えます。
しかし、上でも触れたように同じネットワークエンジニアであっても、業務や経験、スキルなどによって年収は大きく変わっていきます。
ネットワークエンジニアとして年収1,000万円以上を目指すことも可能ですが、その場合はクライアントに直接提案やコンサルティングなどができる営業力のあるエンジニアや、チームをまとめ上げるマネジメント能力があるエンジニアなどに限られてきます。
ネットワークエンジニアの年収を上げたい場合、エンジニアとしてのスキル・知識を上げるだけでなく、広い視点で会社や社会に貢献できる能力も身につけていく必要があります。
ネットワークエンジニア転職で求められるスキルや資格
ネットワークエンジニアに転職する場合、主に次のようなスキルが求められます。
- TCP/IPやルーティングの設定などの基礎知識
- 無線LANやメール・サーバーに関する知識
- クライアントの考えや要望を聞き出すコミュニケーション能力
- 適切にネットワークを構築する論理的思考力
ネットワークやサーバーなどに関する知識は、自己学習が可能ですので、事前に仕組みを理解しておく必要があります。
また、ネットワークエンジニアの転職で役に立つ資格には次のようなものが挙げられます。
- CCNA
- CCNP
- LPIC・LinuC
- 基本情報技術者試験
- ネットワークスペシャリスト試験
必ずしも資格は必須ではありませんが、資格があることで有利に働く場合もあるため、状況に応じて取得を検討しましょう。
ネットワークエンジニアの転職エージェントに関するよくある質問
最後に、 ネットワークエンジニアに強い転職エージェントに関してよくある質問と回答を紹介します。
転職エージェントは無料で利用できますか?
ネットワークエンジニア向けの転職エージェントは、無料で利用できることがほとんどです。
一部ビズリーチのように有料会員の制度を設けているサービスもありますが、基本的には登録から内定まで無料でサポートが受けられます。
これは転職エージェントが求職者ではなく、紹介先の企業から手数料を受け取って運営していることが理由です。
途中退会したり内定辞退したりしても違約金がかかる心配はありませんので、安心して利用してください。
転職エージェントとサイトの違いは何ですか?
転職エージェントとサイトの違いは、「担当者がつくかつかないか」で考えることができます。
担当者がつく転職エージェントでは、登録から求人紹介、選考対策、内定後の条件交渉までをアドバイザーと一緒に進めます。
一方で担当者がつかない転職サイトでは、求人を探して応募し、書類作成から面接対策、スケジュール調整までひとりでおこなう必要があります。
どちらにもメリット・デメリットがありますが、自身の転職スタイルに合わせて使い分けるとよいでしょう。
ネットワークエンジニアに向いている人の特徴は何ですか?
ネットワークエンジニアに向いている人の特徴は、以下の通りです。
- IT技術に興味がある人
- PCや周辺機器に興味がある人
- コミュニケーション能力がある人
- 忍耐強さがある人
ネットワークエンジニアはデータベースやOS、サーバーなど幅広い知識が求められるため、大前提としてIT技術に興味をもっていることが大切です。
ほかにも故障やトラブルが発生した際は、速やかに解決する必要があるため、プレッシャーに負けずに忍耐強く対応する姿勢も求められます。
反対に、ネットワークエンジニアに向いていない人の特徴は以下の通りです。
- 夜勤を避けたい人
- ルーティンワークが苦手な人
- 継続して学び続けることを億劫に感じる人
ネットワークは24時間・365日休みなく稼働しているため、夜間でも監視やトラブルシューティングをおこなう必要があります。
ほかにも基本的にはコツコツと取り組む業務が多いため、ルーティンワークを退屈に感じてしまう方には向いていない可能性が高いです。
上記の特徴を参考にし、自分がネットワークエンジニアに向いているかを判断してください。
まとめ
ネットワークエンジニア転職を成功させるためには、自分に合った転職エージェントを使うことが重要です。
特に、転職におけるパートナーともいえる転職エージェントの担当者との相性はとても大事になります。
実際にいくつかの気になる転職エージェントに登録してみて、実際に担当者と面談し、本音で話しやすい相手かどうかを判断することも大きな一歩です。
転職エージェントをうまく使いながら、納得できる転職を成功させていってください。






















